AmpliTube 5について調べていたところ、バージョンごとの違いについてわかりづらいと思う部分が結構あったので、記事にまとめてみました。
この記事を見れば、それぞれの違いについてバッチリ理解できると思います。
AmpliTube 5 バージョンごとの比較表
AmpliTube 5 CS | AmpliTube 5 SE | AmpliTube 5 | AmpliTube 5 MAX | |
公式サイトでの販売価格 | 無料 | 149.99ユーロ =約19,000円 | 299.99ユーロ =約39,000円 | 599.99ユーロ =約78,000円 |
所有モデルのアンロック | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
GUI画面サイズ変更 | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
ドラッグ & ドロップ対応Chain画面 | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
新しいリアルなモデル描画 | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
同時使用可能モデル | 24 | 57 | 57 | 57 |
ストンプ配置位置:Pre-Amp | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
ストンプ配置位置:FX Loop | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
ストンプ配置位置:Post-Amp | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
ストンプ配置位置:Post-Mixer | ✓ | ✓ | ✓ | |
ストンプ配置位置:On DI | ✓ | ✓ | ✓ | |
同時使用可能アンプ | 2 | 3 | 3 | 3 |
更新されたアンプのインピーダンス | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
VIR™技術採用キャビネット | ✓ | ✓ | ✓ | |
各スピーカーのIR数 | 16 | 600 | 600 | 600 |
同時使用可能キャビネット | 2 | 3 | 3 | 3 |
3D マイク配置 | クリック & ドラッグのみ | Tech View | Tech View | Tech View |
カスタムIRローダー | ✓ | ✓ | ✓ | |
ラックFX配置位置:Pre-Amp | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
ラックFX配置位置:FX Loop | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
ラックFX配置位置:Post-Amp | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
ラックFX配置位置:Post-Mixer | ✓ | ✓ | ✓ | |
ラックFX配置位置:On DI | ✓ | ✓ | ✓ | |
Mixer | ✓ | ✓ | ✓ | |
Looper | * | ✓ | ✓ | ✓ |
Recorder | 2-track** | 8-track** | 8-track** | 8-track** |
STOMP | 10 | 19 | 47 | 107 |
AMP | 5 | 12 | 34 | 107 |
CAB | 6 | 13 | 27 | 101 |
SPEAKER | 3 | 8 | 14 | 31 |
MIC | 3 | 5 | 11 | 18 |
RACK | 6 | 14 | 36 | 44 |
ROOM | 6 | 6 | 8 | 8 |
合計 | 39 | 77 | 177 | 416 |
** AmpliTube 4(有償版)所有者は8-track版をアンロック可能
まず、AmpliTube 5それぞれのバージョンでは、収録されているギア数が異なっています。
また、使える機能が無料のCSと比べて、SE以降で大きく変わりますね。
それぞれのバージョンに収録されているギアの種類を確認したい方は、AmpliTube 5 公式ホームページにアクセスして、「比較表をダウンロードする」をクリックすることでIK Multimedia公式の比較表PDFを確認できます。
無料で試せるAmpliTube 5 CS
AmpliTube 5の無料版で、ストンプ、アンプ、キャビネット、スピーカー、ラック、マイク、ルームを合計39種類利用可能。
無料なので、AmpliTube 5の購入を検討している方はとりあえずダウンロードして触ってみるのが良いのではないでしょうか。
ただ使えるソフト内で使えるギアの数が少なすぎるので、全く実用的ではありません。
とりあえずAmpliTubeがどんなものか知りたい方向けですね。
AmpliTube 5 SE
AmpliTube 5の入門版で、厳選された77種類のギア・モデルを収録。
無料版のCSと比べて扱えるギアの数が39種類から77種類に増えています。
また、このSE以上のグレードから、ギア数以外はMAXと同等の機能が使用できる点にも注目。
使えるギアの内容も必要最低限の機材が揃っている印象があり、実際の曲作りにも全然使用できるレベルだと思います。
しかし、使い続けていると物足りなくなってくる時が来るだろうなぁとも思います。
AmpliTube 5
AmpliTube 5の通常版で、177種類のギア・モデルを収録。
SEと比べてギア数が77種→177種と大幅に増えています。
ここまで来ると音作りに関しては大抵の要求には応えてくれるのではないでしょうか。
ただし、MAXには収録されている、Fender等実在ブランドのギアは含まれておりません。
AmpliTube 5 MAX
以下製品を含む400種類を超えるギア・モデルを収録したMAX版。
- Fender® Collection 1 & 2
- AmpliTube SVX 1 & 2
- AmpliTube Orange®
- AmpliTube Mesa/Boogie®
- AmpliTube Slash
- AmpliTube Jimi Hendrix™
- AmpliTube Brian May
- Dimebag Darrell CFH Collection
- AmpliTube Joe Satriani
- Fulltone® Collection
- AmpliTube Leslie®
ギアの数について、通常版の5の177種に対し、こちらのMAXはなんと416種類含まれています。
また、この中には、Fender等の実在するメーカー・ブランドの名前が付いたものが含まれています。
こういったギアは、そのメーカー・ブランドが、「その名前を使っていいよ」とOKを出した上で販売されているものなので、ある程度良い音が出ることが保証されていると考えることもできますね。
ちなみにこれらはMAX以外のグレードには、含まれておりません。
(個別でソフト内のギアやギアのセットを購入することは可能)
音作りに関しても、ほとんどの要求に応えてくれるのではないでしょうか。
AmpliTubeが付属するTotal Studio 3 SE、3.5 MAX
ここまでで紹介したIK Multimediaの「AmpliTube 5 SE」、「AmpliTube 5 MAX」はそれぞれ、同社が販売する”音楽制作のための全部入りバンドル”、「Total Studio 3.5 SE」、「Total Studio 3.5 MAX」にも含まれています。
単純にAmpliTube 5を購入する場合と比べて価格は倍以上にはなりますが、相当数の音楽制作ツールが手に入るので、一度検討してみるのも良いのではないでしょうか。
AmpliTube 5ではAmpliTube 4内で使用していた機材を使用可能
AmpliTube 4を所持していた方は、その中で使用していたギアをAmpliTube 5でも使用可能です。
なので、AmpliTube 4の上位グレードを所持していた方は、無料版のAmpliTube 5 CSをダウンロードするだけで、今まで使っていたいろいろなギアをそのまま現行のAmpliTube 5で使用することができます。