【2021年】人気の光造形3Dプリンター4機種を徹底比較!!

光造形3Dプリンター 画像

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この記事では、

光造形3Dプリンターが気になるけど機種がいろいろあってわからない。

という疑問を解消します。

現在主流のモノクロLCDを搭載した機種を厳選してご紹介していこうと思います。

2021年現在はモノクロLCDが主流

まず、光造形3Dプリンターを選ぶ際に知っておいて欲しいのが、近年主流になっているモノクロLCDの存在です。

メモ

LCDはLiquid Crystal Displayの略で、レジンを硬化させるためのUVライトとして機能する役割があります。

LCDのタイプには旧タイプのRGBと新しいタイプのモノクロがあり、モノクロはRGBの数倍のスピードでレジンを硬化させることができるため、印刷スピードを大幅に短縮することができます

また、LCD自体の寿命もRGBに比べて、モノクロの方が大幅に長くなっています。
ヘビーユーザーにとっては嬉しい進歩です。

近年発売されている家庭用の光造形プリンターにはこのモノクロLCDが搭載されていることが多いです。

メモ

モノクロタイプのLCDは”Mono“と表現されることがあります。

比較

機種名ELEGOO MARS 2
Photon Mono
Photon Mono
Creality LD-002H
NOVA3D ELFIN3 MINI
最大造形
サイズ
(奥行)mm
×
(幅)mm
×
(高さ)mm
129mm
×
80mm
×
150mm
130mm
×
80mm
×
165mm
130mm
×
82mm
×
160mm
120mm
×
65mm
×
150mm
XY解像度0.05mm0.051mm0.051mm0.0615mm
最小積層ピッチ0.01mm0.01mm0.03mm0.01mm
LCDタイプモノクロモノクロモノクロモノクロ
最大印刷スピード50mm/h50mm/h1層あたり1秒50mm/h
データ転送方法USBUSBUSBUSB, Wi-Fi, LANケーブル
USB端子の場所前面右面左面左背面
活性炭エアフィルターなしなしありなし
本体サイズ
(奥行)mm
×
(幅)mm
×
(高さ)mm
200mm
×
200mm
×
410mm
227mm
×
222mm
×
383.6mm
情報なし情報なし
販売価格
(記事更新時)
※最新の価格はリンク先をご参考ください。
約27,000円約29,000円約29,000円約20,000円

Creality LD-002Hのみ最大印刷スピードの表し方が他と違いますが、公式のスペック通りにまとめた結果ですのでご了承ください。

どの機種もモノクロLCDを採用しているため、基本的に印刷スピードは大きく変わらないと考えて良いと思われます。

ベストセラー・定番の「ELEGOO MARS 2」

安価な家庭用の光造形3Dプリンターに定評のあるELEGOOが製造するこの「ELEGOO MARS 2」は、モノクロLCD搭載機種の中で、おそらく現在最も売れていると考えられる定番の機種になります。

購入しやすい価格

基本的な機能はもちろん揃っていて、価格もモノクロLCD搭載機種の中ではかなり安くで購入できます。

前面についたUSB端子

データ転送用のUSB端子が本体前面についています。機種によっては本体側面や背面についている場合があり、取り付けのためのスペースが必要になることがありますが、ELEGOO MARS 2はその心配がいりません。

ユーザーが多い

なによりユーザーが多いため、使い方に困ったときやトラブルの際などに、SNSなどネット上で解決策を見つけやすいです。

ユーザーが多い割に悪評がほとんどないので、安心感もあります。

レジンタンクに気の利いた機能がない

付属する樹脂製のレジンタンクにはメモリがなく、余ったレジンを戻すための注ぎ口も簡素なつくりとなっていて液垂れ防止のための突起などはありません。

メリット
  • 安価で購入できる
  • USB端子が前面にある
  • ユーザーが多い
  • 交換部品が見つかりやすい

デメリット
  • レジンタンクにメモリなし
  • 活性炭エアフィルターなし

ELEGOO MARS 2には活性炭エアフィルター機能などが追加された、上位版の「ELEGOO MARS 2 Pro」もあります。

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

こちらも定番「ANYCUBIC Photon Mono」

ANYCUBIC Photon Mono 本体画像

ANYCUBICは光造形方式だけでなく、熱融解方式(FDM方式)の3Dプリンターも製造しており、業界では人気のメーカーです。

「Photon Mono」は、ANYCUBICが製造する最新の安価モデルの光造形3Dプリンターになります。

ユーザーが多い

今回ご紹介する機種の中では、ELEGOO MARS 2に次いでユーザーが多いと思われます。

使いやすいレジンタンク

レジンタンクにメモリがついているので、レジンが足りなかったり必要以上に注いでしまうのを防いでくれます。

また、余ったレジンを戻すための注ぎ口に突起があり、注ぐ際に液垂れしにくくなっています。

これは光造形3Dプリンターの使用経験がある方にはわかると思いますが、結構嬉しい機能だと感じます。

最大造形サイズに少し余裕がある

他の機種に比べて最大造形サイズ(主に高さ)が少し大きいです。

ただし造形サイズを重視する場合は、大幅に最大造形サイズがアップした上位版の「Photon Mono X」等を検討した方が良いかもしれません。

詳しくは以下の記事で紹介しています。

メリット
  • ユーザーが多い
  • レジンタンクが使いやすい
  • 他の機種より最大造形サイズが少し大きい

デメリット
  • 活性炭フィルター機能なし

活性炭エアフィルター搭載「Creality LD-002H」

Creality LD-002H 本体画像

Crealityも3Dプリンター業界では一定の支持を得ているメーカーです。

熱融解方式(FDM方式)の3Dプリンターも製造しています。

活性炭エアフィルター搭載

1

レジンは硬化の際に特有の強い臭いを発しますが、その臭いを軽減するための活性炭フィルターを搭載しています。

基本的にこういったフィルターは上位の機種に搭載されているものなので、この価格帯でこれが付いているのには結構驚きました。

金属製のレジンタンク

LD-002H レジンタンク画像

レジンタンクは金属製が主流でしたが、現在はコストを抑えるために樹脂製のものが増えてきています。

そんな中でもCreality LD-002Hは金属製のレジンタンクを採用しています

現状、レジンタンクに関しては金属製の方が絶対的に優れているという結論が出ているわけではないですが、金属製の方が樹脂製より安心感はありますね。

ただ、メモリこそ付いていますが、注ぎ口の液垂れ防止の工夫まではされていないようです。

最小積層ピッチが他機種より大きい

光造形3Dプリンターの造形は、薄く伸ばした液体レジンへ露光を無数に繰り返しながら固めていくことで高さを出していきます。

積層ピッチは、レジンへの露光一回あたりに固めるレジンの高さのことを言い、設定可能な最小の積層ピッチを最小積層ピッチと呼んでいます。

比較表では他機種はすべて0.01mmで、LD-002Hのみ0.03mmとなっていますが、個人的には必要十分な精度だと思います。

あまり小さい設定で出力すると印刷にかなりの時間を要してしまう等の理由があるので、0.03mmより小さい設定にすることは少ないのではないでしょうか。

細かい部品を印刷した場合に、積層痕が気になる方は気になるかもしれないので、そういった方は他機種を選ぶのが無難かもしれません。

メリット
  • 活性炭エアフィルター搭載
  • 金属製のレジンタンク
  • レジンタンクにメモリ付き
  • 安価で購入できる

デメリット
  • 最小積層ピッチが他機種より大きい

Wi-Fi転送機能搭載「NOVA3D ELFIN3 MINI」

NOVA3D ELFIN3 MINI 本体画像

こちらの「NOVA3D ELFIN3 MINI」は今年3月に発売されたばかりで、この中では一番後に出た機種になります。

NOVA3Dも光造形3Dプリンターでは定評のあるメーカーです。

Wi-Fi・LANケーブルでのデータ転送に対応

nova3d elfin3 mini 3dプリンター 光造形 elfin2 mono

NOVA3D ELFIN3 MINIの最大の特徴は、印刷データの転送をUSBだけでなく、Wi-FiやLANケーブル経由で行える点だと思います。

安い

Wi-Fi・LANケーブル転送機能があるにも関わらず、価格は最安値レベルです。

最大造形サイズは小さめ

他の機種より最大造形サイズが各辺1.0~1.5cm程小さいです。

人によっては許容範囲かもしれませんが、できるだけ大きい造形物を出力したい人にとっては物足りないかもしれません。

XY解像度がわずかに粗い

数値的には他機種よりXY解像度が0.01mm程粗いですが、この違いに造形物で気づける人はそうそういないと思います。

これに関しては誤差の範囲内と考えていいのではないでしょうか。

気になる方は他機種を選んでおくといいと思います。

ユーザーが少ない

発売したばかりのためか、SNS等のネット上でも情報が少なく、ユーザーがかなり少ない印象です。

とはいえ、NOVA3Dが過去に出した光造形3Dプリンターは一定の人気があった上、米アマゾンでは14件あるレビューも概ね良好なので、

ある程度安心して購入できる機種ではないかなとは思います。

最新の機種に興味がある方はチャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。

メリット
  • Wi-Fi, LANケーブルで印刷データ転送可能
  • 安価で購入できる

デメリット
  • 最大造形サイズが少し小さい
  • XY解像度が少しだけ粗い

結局どれが一番いいの?

記事を書く前は、ELEGOO MARS 2が一番おすすめという結論にしようと思っていましたが、改めて調べてみると他機種にも色々工夫があって一概には言えないところがありますね。

個人的には、価格の割に活性炭エアフィルター等の上位機種並みの機能を持っているCrealityのLD-002Hには目を引きました。

ですが、ユーザーが多いELEGOO MARS 2を選んでおけば無難という点は間違いないかなと思います。

あくまで個人的意見なので、ご紹介したスペックや機能からそれぞれに合った機種を選んでいただければと思います。

また、各3Dプリンターには上位モデルが存在する機種もあるため、予算に余裕がある場合は一度調べてみても良いかもしれません。