光造形3Dプリンター PhotonとPhoton Sの違いを徹底解説!

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↓※最新のPhoton比較記事を更新しました!


光造形3Dプリンターの中でも人気のPhotonシリーズ。
その中でもPhotonPhoton Sの両者は違いが分かりづらく、どちらを買えばいいか迷ってしまいます。

そんな方に向けて、今回はPhotonPhoton Sの違いを解説していきたいと思います。

結論から言うと、

結論
外見の質感とコスパを重視するなら → Photon
少しでも高いクオリティの出力を目指す場合は → Photon S

という感じになりますね。

では、この結論になる理由を、機能ごとに比較しながら順を追って解説していきます。

Photon と Photon S の違い

発売時期

まず、各機種の発売時期を見てみましょう。

  • Photon → 2018年
  • Photon S → 2019年

Photon Sの発売はPhoton発売の次の年なので、Photon Sの方が新しい機種ですね。基本的にはPhoton SPhotonを改良した後継機という認識で大丈夫です。ここからは、実際の改良ポイントを解説していきます。

造形サイズ

  • Photon → 115 x 65 x 155 mm
  • Photon S → 115 x 65 x 165 mm

Photon Sの方が造形できるサイズが10mmだけ高いですが、個人的には誤差の範囲内な気がします。作りたいものを考えて少しでも大きいほうが良いという場合はPhoton Sを選んだ方が良さそうです。

Z軸のガイドレール数

  • Photon → 1本
  • Photon S → 2本

Photonはガイドレールが1本なのに対し、Photon Sではガイドレールが2本になっています。これにより造形中のブレを少なく抑えられるということですが、劇的な改善とまでは言えないようです。

UVライトの方式

UVライトは造形物の材料である液体レジンを固める際に使用します。

  • Photon → Diffusion方式
  • Photon S → Matrix方式

いきなり難しい英語が出てきましたが、Photon SのMatrix方式の方がPhotonのDiffusion方式よりも均一に照射できるようです。しかしこちらも劇的な改良という訳ではないようです。

ボディの素材

左: Photon 右: Photon S

  • Photon → 金属製
  • Photon S → 樹脂製

こちらは唯一と言っていい改悪になりますが、旧機種のPhotonの方が見た目の高級感・がっちり感があります。
後継のPhoton Sは樹脂製なので比べるとチープに見えてしまいます。せっかく高いお金を出して買ったのにチープな見た目だとちょっと、、というのはありますよね。

その他にも細かな違いはありますが、このあたりが大きな違いだと思います。

どちらが買い?

旧機種のPhotonに比べてPhoton Sはボディでコストダウンした分、きっちり機能が改善されているといった印象ですね。ただし改善といっても劇的な改善ではない点と、ボディ素材がチープになっているという点でPhoton S一択!!とまでは言えないところがあります。

自分は、造形物は少しでも綺麗な方がいいのと、こういったガジェットは新しいものを買いたいという気持ちがあるのでPhoton Sを買いましたが、価格に関しては旧機種のPhotonの方が安く売られていることが多いようです。
なので、とりあえず安くで光造形3Dプリンターが欲しいという方は旧機種のPhotonでも全然ありだと思います。

ご自身の予算と目的に合った3Dプリンターをお選びいただき、楽しい3Dプリンターライフをお送りください!

その他の機種も別記事で比較しています。